国際計量基本用語(VIM)の改訂第3版では「測定不確かさ(measurement uncertainty)」の定義を次のようにしています。
「用いる情報に基づいて、測定対象量に帰属する量の値のばらつきを特性付ける負でないパラメータ」。
簡単に言うと、気体用流量計の場合、流量測定したときの測定値の信頼性を考えるときに必要な、測定のばらつき(標準偏差)を特徴付ける要素のことです。
その考え方は、流量計が流量を測定する原理に基づいた要素ごと(温度、圧力、気体の組成、電気抵抗など)に、その「正確さ」の度合いをそれぞれ理論的又は実験的に調べて、
それが測定値に及ぼす影響の度合いを統計的に合算して導いた測定の正確さのばらつき(標準偏差)の値を「不確かさ」と言います。流量計の校正の場合も全く同じです。
従って、JCSS校正証明書には必ず「校正の不確かさ」の値が記載されています。
このように、正しい流量測定(校正)には、きちんと計算された「不確かさ」の値を必ず持つことになります。
即ち「トレーサビリティの連鎖」(トレーサビリティのページ参照)の各段階で、(校正の)不確かさの値がそれぞれ必ずつくことになります。
気体流量計など測定器にとって、不確かさとトレーサビリティは密接に関係しています。 |